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画像:大森神社の大スギ

画像:大森神社の大スギ(幹と並ぶ)
名称 大森神社の大スギ
    (おおもりじんじゃのおおすぎ)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 スギ
樹高 35m(注2)
目通り幹囲 9.4m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 岐阜県加茂郡白川町白山(しらやま)宮ヶ洞(宇津尾)
 〃 3次メッシュコード 5337−31−46
 
〃 緯度・経度 北緯35度37分13.6秒
           東経137度11分51.9秒
岐阜県指定天然記念物(1967年6月14日指定)
撮影年月日 2004年8月9日

注1)岐阜県教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による





 JR高山本線、下油井駅から飛騨川左岸(国道41号の対岸)を1kmほど南下し、川沿いに宇津尾谷を上る道がある。幅員は狭いが、道なりに進むと、自然に大森神社の前に出るので、訪れるにはわかりやすい。
 大杉は石鳥居の後方、低い石垣の上に立っている。
 ふつうは、老杉になると、葉の付き方が疎らになるものだが、この大杉は、まるで青年期のようである。こんもりと密集した葉は、下から見上げると、黒々と空を覆い隠している。すばらしい樹勢だ。
 案内板によると、以前の社域には数多くの大木があったが、昭和34年(1959)の伊勢湾台風で、ほとんどの木が倒れてしまったようだ。大杉が難を免れることができたのは幸いだった。
 今でも十分背が高いが、少し離れてみると、高い位置で、主幹がすっぱりと切れているのがわかる。切断されているあたりでも、幹周りはかなりありそうだ。頂部を失ったのがいつなのか知らないが、かつては日本有数の高木だったのではあるまいか。
 大森神社の本殿は、ここからさらに少し石段を上った高台にある。
 往古は熱田神社と称し、永正3年(1506)の棟札が現存するという。長い歴史を、大杉と共有してきた神社である。
 
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