|
|
|
名称 大森稲荷社のムクノキ
(おおもりいなりしゃのむくのき)
名称の典拠 なし
樹種 ムクノキ
樹高 17m(注1)
目通り幹囲 6.0m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 兵庫県姫路市書写
〃 3次メッシュコード 5234−25−32
〃 緯度・経度 北緯34度52分09.8秒
東経134度39分28.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2015年7月23日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
大森稲荷は、書写山(しょしゃざん、371m)の南方。曽左(そさ)小学校の西北西350mほどのところ。家々から少し離れてぽつんとある、小さなお稲荷さんだ。
案内板によると、この辺りの小字名を「古屋敷」というらしい。かつてここに田井という名の集落があった、その名残りとのこと。
寛延元年(1748)9月、西を流れる夢前川(ゆめさきがわ)の大洪水で集落は流され、再びここに集落ができることはなかったが、この稲荷社は、今も「田井の大森さん」と呼ばれて親しまれているという。
境内のムクノキとエノキが姫路市から保存樹指定を受けている。
ムクノキの方は、洪水に耐えた、かつての田井の生き証人の可能性がある。
残念ながら、あまり状態が良くない。幹の大半が腐朽しかかっており、一部の大枝が生命を繋ぎ止めているのみ。(生きている大枝は、そこそこ元気が良さそうだが)
エノキの方はまだ細い。樹齢も若そうで、元気の良い葉をたくさんつけていた。 |
|