ページタイトル:大前のカツラ 当サイトのシンボルマーク

画像:大前のカツラ(幹と並ぶ) 名称 大前のカツラ (おおまえのかつら)
名称の典拠 なし
樹種 カツラ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 6.0m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 群馬県吾妻町嬬恋村大前字北村
 〃 3次メッシュコード 5438−64−12
 〃 緯度・経度 北緯36度30分56.6秒
           東経138度31分40.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2020年1月13日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版T」による





 JR吾妻線(あがつません)は渋川駅を起点に吾妻川沿いの町村を結ぶ。
 現行路線の全線開通は昭和46年(1971)。山間のこの地で、鉄道が人々の生活をどれほど豊かにしてくれたか、想像するに難くない。
 その終点が大前駅だ。さすがにここまで来る乗客は少なかったものか、無人のターミナル駅である。(訪問時は、前年の台風19号水害のため、長野原草津口駅と大前駅の間はバスによる代行輸送が行われていた)
 大前の家々は、駅から見て吾妻川の対岸、国道144号沿いに集中する。(訪問時は国道も一部通行止めだった)
 村役場の西に、国道から100mほど離れた山側を並走する狭い生活道路があり、その道路脇に左図のカツラが立つ。
 帰宅後、グーグル・ストリートビューで確認したら、国道からも頂部がちらっと見えるようなのだが、運転しながらでは難しい。事実、私は気づかなかった。仮りに見えたにしても、国道から直接カツラに向かうことは出来ないので、まずはその生活道路を見つけることである。その道を進めば自然にカツラが目に入る。
 完全な単幹ではないのかも知れないが、全体にしっかりくっついていて、幹の下部はまさしく1本の木である。
 独立木であるため、樹冠も大きい。
 樹勢も良さそうで、まだまだ大きくなりそうだ。
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