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名称 大国主神社のスギ
(おおくにぬしじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 28m(注1)
目通り幹囲 5.0m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 石川県河北郡津幡町鳥越
〃 3次メッシュコード 5536−06−22
〃 緯度・経度 北緯36度41分20.8秒
東経136度46分33.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2014年9月21日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)地表から1.3mの高さにおける幹囲を実測
吉倉川(よしくらがわ)と笠野川(かさのがわ)の合流点の北約500m。218号と219号、2つの県道が交差するところが鳥越(とりごえ)である。
かつてここに、本願寺3世覚如(かくにょ)の弟子玄頓(げんとん)が開いた弘願寺(ぐがんじ)があった。北加賀における一向宗の最初の拠点と考えられているようだ。
一向一揆が盛んだった頃、寺は小さな城郭のように作られた。弘願寺も小丘陵を背に、高さ5mほどの土塁を三方に築いた中にあったようである。(以上、案内板より)
現在も土塁の一部が残っていて、そこに津幡町指定天然記念物のアテ(ヒノキアスナロ)とセンノキ(ハリギリ)が立っている(「少し大きめの画像」に写真あり)。また、跡地の一部は大国主神社となって、そこにこのスギが立っている。(鳥居の額には「大国主社」とあったが、石川県神社庁には「大国主神社」の名前で登録されている)
スギは上部で2分岐。基部に空洞があり、見る角度によっては向こうが透けて見える。そのうち一つの開口部から上に向かって大きな焦げ痕がある。地表に近い部分では、付着した苔が大きく盛り上がっている。
実測幹囲は496cm。こんな姿にはなったが、過去のデータと比べると、今も少しずつ大きくなっているようだ。 |
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