ページタイトル:十一面観音桜 当サイトのシンボルマーク

画像:十一面観音桜 名称 十一面観音桜 (じゅういちめんかんのんざくら)
名称の典拠 現地の樹名柱(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 不明
目通り幹囲 4.9m(注2)
推定樹齢 400年(注3)
所在地の地名 福島県郡山市中田町柳橋(なかたまちやなぎはし)字大古山(おおこやま)
 〃 3次メッシュコード 5640−04−22
 〃 緯度・経度 北緯37度21分37.5秒
           東経140度31分30.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2024年4月14日

注1)設置者名・設置年月日とも不詳
注2)地表面から1.3mの高さで幹囲を実測
注3)「十一面観世音堂由来」案内板による





 県道65号(小野郡山線)沿いにある柳橋郵便局の右の道を南に進む。柳橋保育所の横を通って坂道を登って行くと、間もなく正面右手にこの桜が見えてくる。県道から桜までは道なりに約400m。
 家々より一段高い小山の上に観音堂があり、そこに桜も立っている。
 案内板によると、ここから北北東400mほどの字町向(まちむかい)の真言宗豊山派龍頭山宝蔵寺は、かつて柳橋町窪の菅布禰神社の西にあったが、弘治2年(1557)の火災で、境内の観音堂とともに焼失。その後、元亀3年(1572)に宝蔵寺は現在地に移転再建され、さらに遅れて観音堂が大古山に再建された。この桜は観音堂再建の際に植えられたと考えられているようだ。
 訪ねた時、先客が一人おられた。働き盛りといった年の頃、礼儀正しく人柄の良さそうな男性であった。
 しばしの桜談義のあと、幹囲測定のお手伝いを願うと、いやな顔をせずにつきあって下さった。(馬齢を重ねるにつれ、われながら図々しさが増したように思う)
 測定値は489cm。なかなかの大桜だ。
 花色の濃い花が青空に映えて美しかった。
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