ページタイトル:大皇器地祖神社のスギ 当サイトのシンボル

画像:大皇器地祖神社のスギ(幹と並ぶ) 名称 大皇器地祖神社のスギ
    (おおきみきじそじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 48m(注1)
目通り幹囲 5.8m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 滋賀県東近江市君ヶ畑町(注2)
 〃 3次メッシュコード 5236−53−60
 〃 緯度・経度 北緯35度08分17秒
           東経136度23分03秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2009年5月24日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注2)2005年2月11日、近隣の1市4町が合併して東近江市誕生。旧行政区は神埼郡永源寺町





 君ヶ畑は、御池川をずいぶん遡った所にある。もうこの先に、集落はない。山を越えると三重県である。
 「君ヶ畑」「御池」の名には、なにか高貴な香りが伴う。
 ここは、文徳天皇の第一皇子惟喬親王の領地(小椋ノ荘園)だった。後継者争いに巻き込まれることを嫌った親王は、この地に隠棲し、民業振興に努めた。就中、ろくろを用いて木製品を加工する技術を伝えたことで、親王は木地師の祖とされるに至った。凡そこのような話が、当地に伝わっているようだ。
 社号からも推測できるとおり、ここは、木地師の祖である惟喬親王を祭神とする神社である。全国に散在する木地師たちの総氏神でもあるらしい。
 境内に、よく手入れされた大杉が林立する。
 なかで、写真のスギと、本殿背後のスギが特に大きい。境内入口のスギも大きいが、これは、かなり傷んでいる。
 元気なスギたちは、いずれも背筋をピンと伸ばし、礼儀正しく立っていた。 
 
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