ページタイトル:大岩神社のアカガシ 当サイトのシンボル

画像:大岩神社のアカガシ

 ↑最大の個体 ↓こちらは目通り5m

画像:大岩神社のアカガシB
名称 大岩神社のアカガシ
    (おおいわじんじゃのあかがし)
名称の典拠 天然記念物指定名称より
樹種 アカガシ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 5.8m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 京都府福知山市大江町毛原(注2)
 〃 3次メッシュコード 5335−11−33
 〃 緯度・経度 北緯35度27分04秒
           東経135度09分44秒(注3)
福知山市指定天然記念物(2011年7月26日、「大岩神社のアカガシ群」として、境内のアカガシ群落を一括指定)
撮影年月日 2012年5月12日

注1)環境省巨樹データベース(1998年調査)による
注2)2006年1月1日、福知山市に合併。旧行政区は加佐郡大江町
注3)アカガシの位置の測定を失念。この緯度・経度は社殿の位置を表す。ただし、ここからは、すぐ近くの低い尾根上にアカガシが並んでいるのがはっきり見えるはず(距離は100m以内)





 棚田で知られる毛原(けはら)集落内の道を登る。集落の最高部付近に至ると、見晴らしの良い位置に小さな四阿(あづまや)の展望スポットがあり、その先に広い駐車スペースがある。
 そこからは徒歩。この道は不甲道(ふこうみち)と呼ばれた古い街道で、毛原峠を越えて宮津に至る。
 大岩神社までは車が入れるだけの道幅があり、神社近くにも駐車スペースはあるが、ごく狭い。神社までの距離はいくらでもないので、棚田を見ながら、四阿から歩くことを勧めたい。
 社殿の前に出ると、左手の低い尾根上に、黒々としたアカガシの樹幹がいくつも見える。最近、福知山市指定天然記念物となったアカガシ群だ。
 尾根といっても、神社から近く、大した登りではない。最大のアカガシが立つ場所の標高は、むしろ本殿より低いくらいだ。
 ただし、アカガシまでの道はなく、斜面に厚く積もった落葉は滑りやすいので注意が必要。(私は、そのようなケースでは、スキー用のストックを愛用している)
 市のホームページによれば、主なアカガシは31本。そのうち9本が幹囲3mを超えている。なかなかのアカガシ巨木群だ。
 しかし、傷みが進みつつある状況にあるようだ。天然記念物指定からまだ1年も経ていないのに、グループ第3位とされていた495cmの個体の姿はもうない。
 この冬、山陰から北陸にかけて記録的な豪雪に見舞われた。ここはどうだったのだろうか。
 最大のアカガシも、かなり危ういように見える。あまり長い間、訪問者を待っていてくれないかも知れない。
 
ボタン:京都府の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る