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画像:大岩の三叉スギ(幹と並ぶ)

画像:大岩の三叉スギ
名称 大岩の三叉スギ (おおいわのさんさすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 40m(注2)
目通り幹囲 7.7m(注2)
推定樹齢 伝承800年(注2)
所在地の地名 群馬県吾妻郡中之条町上沢渡乙
 
〃 3次メッシュコード 5438−75−37
 
〃 緯度・経度 北緯36度36分52.1秒
           東経138度42分57.2秒
群馬県指定天然記念物(1958年3月22日指定)
撮影年月日 2005年9月18日

注1)1994年3月に群馬県教育委員会と中之条町教育委員会が連名で設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による





 通称「日本ロマンチック街道」、県道55号沿いの大岩集落から、不動沢左岸の参道を20分ほど歩く。水音を聞きながらの静かな遊歩道だ。
 不動堂の少し手前、山側に三叉杉が立っている。
 案内板によれば、この参道の両側には見事な杉並木があったらしい。理由は記されていなかったが、杉並木は大正の初めに伐採された。その際、三叉杉のみ、伐採を免れた。江戸時代に不動堂が焼失した際、本尊が飛び移って難を逃れた霊木だから、というのがその理由だったらしい。
 大正の初めと言えば、今から約90年前である。そのとき切られていなかったら、今日どんなにか素晴らしい景観を呈していたことだろう。残念なことだ。が、とにかく、三叉杉だけでも、残って良かった。
 地上4.8mで3幹に分かれていたと記されているが、現在は2本しかない。残る1本は昭和34年(1959)の伊勢湾台風で倒れてしまったという。
 屋根が架けられた空洞部分がそれだと思われる。昔は幹囲ももっと大きかったようだ。
 
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