ページタイトル:下大久田のモミ 当サイトのシンボルマーク

画像:下大久田のモミ(幹と並ぶ) 名称 下大久田のモミ (しもおおぐたのもみ)
名称の典拠 現地の表示板(注1)
樹種 モミ
樹高 33m(注2)
目通り幹囲 5.0m(注2)
推定樹齢 300年(注2)
所在地の地名 福島県石川郡古殿町大久田字下大久田(しもおおぐた)
 〃 3次メッシュコード 5540−44−88
 〃 緯度・経度 北緯37度04分39.3秒
           東経140度36分08.2秒
古殿町指定天然記念物(1977年4月28日指定)
撮影年月日 2020年8月27日

注1)古殿町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)福島県公式ウェブサイト・コンテンツの一つ「ふくしまの巨人たち」による





 双葉町で太平洋に注ぐ鮫川(さめがわ)の支流の一つに大久田川(おおぐたがわ)がある。
 大久田川は大原(だいばら)集落の東で鮫川と合流するが、そのあたりは県道14号(いわき石川線)と同135号(三株下市萱小川線)が交差するところでもある。そこから大久田川に沿って県道135号を道なりに3kmちょっと北上すると、モミ巨木が林立する森が見えてくる。それが下大久田の「山の神」の森だ。(このルートだと、集落の手前。集落からは少し離れている)
 スギも混じっているのだが、森の主役はなんといってもモミだ。目立つモミだけでも4本。
 そのうち、上記の表示板のモミが最大と思われるが、これは根元近くで折れてしまった。(写真からもお分かりと思う)
 折れたのは最近のことではなさそうだ。昭和58年(1983)に刊行された福島県「緑の文化財」にも『モミは以前4本であったが、そのうちの1本が幹折れし』、今は3本だと書かれている。(「緑の文化財」や「ふくしまの巨人たち」ではこのモミは「山の神様のモミ」と名付けられている)
 折れた原因が何だったかについての記述はないが、幸い他のモミたちに悪影響はなかったようだ。上図で左に見えるモミ(当時の「胸高周囲」は445cmとされている)も、今は実測483cm。三番手と思われるモミでも実測456cm。いずれ近いうちに、折れてしまったかつての頭領を追い越すことだろうと思われる。
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