ページタイトル:大胡神社のムクロジ ロゴ:人里の巨木たち

画像:大胡神社のムクロジ 名称 大胡神社のムクロジ (おおごじんじゃのむくろじ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ムクロジ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 3.8m(注2)
推定樹齢 300年以上(注3)
所在地の地名 群馬県前橋市河原浜町(注4)
 〃 3次メッシュコード 
 〃 緯度・経度 北緯36度25分17.7秒
           東経139度09分33.4秒
前橋市指定天然記念物(2008年3月19日指定)
撮影年月日 2016年1月16日


注1)設置者名・設置年月とも不詳(前橋市教育委員会が設置?)
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)上記案内板による
注4)2004年12月5日、前橋市に合併。旧行政区は勢多郡大胡町





 旧大胡町の中心部。大胡幼稚園の北に、大胡神社が鎮座している。
 古くは赤城大明神の里宮で、近戸明神と称していたが、明治42年(1909)に大胡町内すべての神社を合祀して大胡神社に改称したという。(「玄松子の記憶」を参考)
 境内に左図のムクロジが立つ。
 ムクロジは主に西日本に生育する樹木である。環境省巨樹データベースでも、東北地方からの報告は0件。北陸では福井県小浜市から1件。ここ北関東でも、茨城県取手市から1件、そして、この大胡神社のムクロジが報告されているのみである。もしかしたら、このムクロジは、3m以上の幹囲をもつムクロジ巨木のうち、日本で最も北に生きる個体なのかも知れない。
 もちろん自生ではないだろう。立っている場所から見ても、案内板に記されているように、人の手で植えられたと思われる。
 それにしても、冬には赤城おろしの吹く異郷の地で、よくここまで大きく育ったものだ。根張りも、とても逞しい。
 是非とも長生きしてもらいたいと思う。
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