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画像:大玉生のかつら(幹と並ぶ)

画像:大玉生のかつら
かつらの清水(しょうず)。中央左奥、黒っぽい塊が大カツラ。その根元に泉源がある。
名称 大玉生のかつら (おおだもうのかつら)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 カツラ
樹高 38m(注2)
目通り幹囲 14m(注2)
推定樹齢 700年(注2)
所在地の地名 富山県富山市八尾町大玉生(おおだもう)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5437−60−07
 
〃 緯度・経度 北緯36度30分35.3秒
           東経137度05分17.5秒
八尾町指定天然記念物(1987年6月26日指定)(注3)
撮影年月日 2004年4月29日

注1)八尾町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)八尾町公式ホームページ中の指定文化財台帳より
注3)2005年4月1日、富山市に編入。旧行政区は婦負郡八尾町





 「越中おわら風の盆」で有名になった旧八尾町(やつおまち)の巨木。
 風の盆では各地から多数の観光客を集めて賑わうが、少し谷深く入ると、静かで落ち着いた集落が散在している。
 ここは神通川の支流井田川の支流野積川の、そのまた支流大玉生川の谷間。JR高山本線越中八尾駅からはずいぶん離れている。
 集落の中ほどにこの大カツラが立っている。近くには駐車場も整備されている。
 旧環境庁の「日本の巨樹・巨木林」調査では洩れてしまったが、ご覧のように、すばらしい樹勢の巨木である。私の身長は178cmだから、比較していただければ、目通り14mは、あながち誇張でないことがおわかりいただけよう。
 しかし、駐車場は、この大カツラのためではなさそうである。根元から湧く清水(このあたりでは「しょうず」と称する)が富山県名水100選に選ばれたのを機会に、水汲みのリピーターが増えた。その方たちのためのようだ。
 私が訪れた時も、数人の方々が大きな容器を持参しておられた。尋ねてみたが、みなさん、あまりカツラには興味が無さそうだった。
 もっとも、このカツラも、清水のおかげでこんなに大きくなれたのかも知れないが。
 
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