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画像:大古井の千本桂_1

画像:大古井の千本桂_2

画像:大古井の千本桂(幹と並ぶ)
名称 大古井の千本桂
    (おおぶるいのせんぼんかつら)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 カツラ
樹高 35m(注2)
目通り幹囲 16.2m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 岐阜県高山市高根町大古井(注3)
 
〃 3次メッシュコード 5437−03−37
 
〃 緯度・経度 北緯36度02分02秒
           東経137度28分11秒(注4)
岐阜県指定天然記念物(1962年10月19日指定)
撮影年月日 2005年7月17日

注1)岐阜県教育委員会が設置(設置年月不詳)。ただし、県教委が立てた新しい標柱がもう1本あり、そちらには「千本カツラ」と記されている。多分それが天然記念物指定時の正式名称だと思われるが、各地に「千本カツラ」があるので、区別するため、古い方の標柱の名前を用いさせてもらった
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注3)旧高山市は、2005年2月1日に周辺の9町村を合併し、市域が日本一広い新「高山市」となった。旧行政区は大野郡高根村
注4)位置の精度に自信なし。ただし、国道からの入口の先には案内標識が完備しているので、迷うことはない





 高根第2ダム湖のほとりを走る国道361号に南面して道後神社が鎮座している。以前はもっと低い位置にあったが、ダムにより水没することになったため、ここに遷座したらしい。そのことを記憶にとどめるため、境内には「水没記念碑」なる石碑もある。
 その神社の東側に、千本桂に至る山道が開いている。注意して見ると、丁寧な文字で「千本桂入口280米」と刻まれた案内板があるのでわかる。
 これは、高根中学校昭和61年度生徒会が設置してくれたものである。カツラは個人の所有物ではあるが、当地の人々の宝物なのだ。
 山道の途中にも、「あと150m」など、道程を示す親切な案内が完備している。これは平成8年度の生徒。高根中学校生徒会の新しい伝統になったのだろうか。
 まるで、訪問者の手を取って、道案内をしてくれているようだ。誰もいない空間に向かって、つい「ありがとう」の言葉が出た。
 千本桂の名のとおり、株立ちのカツラである。しかし、これだけのサイズになると、株立ちとはいえ、さすがに圧倒される。
 少し弱ったり、枯れたりしている幹も見られるが、いつまでも高根中学校の生徒たちと、良い関係を続けていってほしいものだ。
 
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