ページタイトル:大原の大杉 当サイトのシンボル

画像:大原の大杉(幹と並ぶ)

画像:大原の大杉(遠景)

画像:大原の大杉からみる産屋_1
名称 大原の大杉 (おおばらのおおすぎ)
名称の典拠 現地の樹名板(注1)
樹種 スギ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 6.6m(注2)
推定樹齢 伝承700年(注2)
所在地の地名 京都府福知山市三和町大原(みわちょうおおばら)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5235−62−93
 〃 緯度・経度 北緯35度14分43.1秒
           東経135度17分29.4秒
福知山市指定天然記念物(注4)
撮影年月日 2010年6月4日

注1)設置者名・設置年月とも不詳
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注3)2006年1月1日、福知山市に合併。旧行政区は天田郡三和町
注4)訪問後の2011年7月26日、天然記念物に指定された(指定名称は「大原神社のスギ」)





 大原集落の西端に大原神社の御旅所がある。旅籠(はたご)が連なっていたという旧街道を練り歩いてきた御輿は、ここで休憩したあと、帰途に就く。
 その御旅所に立つ大杉がこれ。
 私より一回りほど若そうな女性のお話では、小学校6年生のとき、大杉に雷が落ちて頂部を失ってしまったとか。女性に年齢を尋ねるのは失礼と思い、正確には何年のことなのか、聞きそびれてしまった。
 背は低くなってしまったというが、今でもなかなか堂々たる大杉である。

画像:大原の大杉からみる産屋_2
 大原の産屋(京都府指定有形民俗文化財)

 大杉の前からは、川合川の向こうに「大原の産屋(うぶや)」が見える。
 茅葺きの切妻屋根を地面に直接乗せただけのような小さな構造物である。
 案内板によれば、産婦は12把(閏年は13把)の藁束(わらたば)を持ち込み、入口には魔除けとして古鎌を吊し、ここに7日間籠もって出産したのだという。大正(1912〜1926)の頃まで続く習俗だったらしい。
 明治どころか、大正も遠くなりにけり、である。
 いまはもう、昭和も遠くなりつつあるように思われる。
 
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