ページタイトル:温泉神社の大杉 サイトのシンボル

画像:温泉神社の大杉(幹と並ぶ)



画像:温泉神社の大杉



 気根のような下垂物がある↓
画像:温泉神社の大杉(気根状の突起)
名称 温泉神社の大杉
    (おんせんじんじゃのおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 6.5m(注2)
推定樹齢 1000年(注2)
所在地の地名 福島県喜多方市熱塩加納町熱塩(注3)※
 
〃 3次メッシュコード 5639−47−71
 
〃 緯度・経度 北緯37度43分45.1秒
           東経139度53分17.1秒
熱塩加納村指定天然記念物(1983年3月19日指定)
撮影年月日 2007年10月14日

注1)熱塩加納村教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)上記案内板による
注3)2006年1月4日、喜多方市に合併。旧行政区は耶麻郡熱塩加納村
※後日確認したところ、喜多方市では合併の際に文化財指定をし直したようで、現在は合併した日にあたる2006年1月4日を指定日としている(2019/11/24追記)





 喜多方と山形県米沢市を結ぶ国道が121号線である。国道とは言え、葛折りの細い道で、有料道路西吾妻スカイバレーを通ることはあっても、国道は敬遠されがちだった。
 今は違う。5kmほど北に新しい大峠トンネルが開通し、国道は遙かに走りやすくなった。(トンネルだらけで、展望が得られないことについては我慢しよう)
 熱塩(あつしお)温泉は、喜多方側に下ったところ。国道からは東に約1km。600年前の開湯と伝える古い温泉だ。
 温泉街の中ほどに、大杉への案内板が出ている。
 案内に従って小道を歩いて行くと、石段があり、高台の温泉神社に至る。神社からは温泉街を見下ろす感じだ。
 大杉は拝殿の手前。荒々しいウラスギの姿である。
 あちらこちらに焦げ痕が見られる。裂け目に沿って黒くなっているので落雷によるものかと思ったが、どうやら違うらしい。
 案内板によれば、大正9年(1920)4月17日、温泉大火の飛び火で、外皮が焼けたらしい。今から90年近く昔の話である。
 主幹にあたる幹は既に枯れている。支幹、あるいは大枝の幾本かもすでに枯れている。それが整理されることなく、そのままになっている。これも大杉の姿の一部と思えば、それもまたよし。
 ちぎれて他の枝に乗っかって宙ぶらりんとなった太い枝も数本、目についた。
 強風の日には近づかない方が良さそうだ。(それはこの木に限ったことではないが)
 
ボタン:福島県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る