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↓100mほど下流側のトチノキ
(これは天然記念物ではない) |
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名称 小野の大トチノキ (おののおおとちのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 トチノキ
樹高 23m(注2)
目通り幹囲 7.0m(注2)
推定樹齢 400年(注3)
所在地の地名 兵庫県宍粟市波賀町小野(注3)
〃 3次メッシュコード 5234−54−53
〃 緯度・経度 北緯35度07分47.9秒
東経134度32分16.9秒
兵庫県指定天然記念物(1991年3月30日指定)(注4)
撮影年月日 2015年4月23日
注1)1991年11月に兵庫県教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)2005年4月1日、宍粟郡内4町が合併して宍粟市(しそうし)誕生。旧行政区は宍粟郡波賀町
注4)1986年8月28日、旧波賀町指定天然記念物となり、さらにこの日、兵庫県指定天然記念物となった
道の駅「みなみ波賀」から1kmほど姫路寄り、国道29号「上小野」バス停近くから、小野川の谷に入る。
国道から1km強で、小野川に架かる深山橋(ふかやまばし)を渡る。すると、橋のすぐ先、左手に、車は不可だが、歩くには十分広い土道がある。これがトチノキへの入口である。(あとで調べたら、この道は県道546号「上ノ波賀(かみのはが)線」のようだ)
現在、まったく遊歩道状態のこの道は、はじめ左岸側を通るが、450mほど歩いたところで橋を渡り、右岸側に移る。このあと、トチノキまでさらに約700m。ずっと瀬音を聞きながらの散策である。途中、急勾配も無く、還暦過ぎの私の足で、入口から大トチノキまで、約25分。
県の天然記念物だけあって、さすがに立派なものである。幹表面の凹凸の深さが、これまで生きてきた長い年月を感じさせる。
姿が少々アンバランスに思えるのは、かつてあった大きい幹を失ったからだろう。ここまで生きながらえるのは簡単なことではないのだ。
平成3年(1991)3月30日、近くに立つもう1本のトチノキ(幹囲4.5m)とともに兵庫県指定の天然記念物となった。
なお、県指定の2本から100mほど下流側にも2本のトチノキが立ち、なかなか印象的な姿をしている(左下図)が、この2本は天然記念物ではないので、お間違いなく。(このルートでは、大トチノキより先に、下図のトチノキに出会うことになる) |
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