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樹下には昨年のトチノミがそのまま |
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名称 熊野諏訪神社のトチノキ
(くまのすわじんじゃのとちのき)
名称の典拠 なし
樹種 トチノキ
樹高 28m(注1)
目通り幹囲 5.0m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長野県上伊那郡辰野町小野飯沼宮ノ平
〃 3次メッシュコード 5437−07−35
〃 緯度・経度 北緯36度01分55秒
東経137度56分23秒
辰野町指定天然記念物(1973年4月1日指定)(注2)
撮影年月日 2006年4月9日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)「熊野諏訪神社トチノキの社叢」として社叢全体が指定を受けた
中村集落の東端、飯沼川を渡ったところに熊野諏訪神社が鎮座している。
社殿には熊野神社と諏訪神社の2つの額が掲げられている。体裁も大きさも同じ。文字も同一人物の筆になるようだから、2つとも同時に掲げられたのだろう。
遠くないある時期に2つの神社が合併したのだと思われる。こんな場合、熊野諏訪神社と呼ぶべきなのか、諏訪熊野神社と呼ぶべきなのか迷ってしまう。
額は、向かって左が諏訪神社。最近の雛人形では向かって左は内裏様の席だが、案内板の神社名は標記のとおり。
閑話休題。
境内のトチノキ大木は全部で5本。社殿に向かって右手奥の1本が最も太そうだ。
湿度の高い環境にあって、苔のみならず羊歯も、幹のかなり高い部分まで着生している。
この時期、トチノキの芽吹きにはまだ早い。丸坊主の木に、シダの緑だけがやけにみずみずしかった。 |
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