ページタイトル:尾俣町のアサダ ロゴ:人里の巨木たち

画像:尾俣町のアサダ 名称 尾俣町のアサダ (おまたまちのあさだ)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 アサダ
樹高 12m(注1)
目通り幹囲 3.1m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 石川県加賀市尾俣町
 〃 3次メッシュコード 5436−33−30
 〃 緯度・経度 北緯36度16分55.4秒
           東経136度22分41.8秒
加賀市指定天然記念物(2010年6月29日指定)
撮影年月日 2014年10月10日

注1)石川県巨樹の会が2008年に刊行した「石川の巨樹・巨木林」による(2002年調査)





 尾俣町の白山社は県道11号(小松山中線)大和町口交差点から南に向かった谷間(たにあい)にあるのだが、尾俣川本流の谷ではなく、その一つ東側の谷なので、お間違いなく。(昭文社の県別マップル石川県版やマピオンのウェブ地図等には「白山神社」の名で載っている)
 石段を登りきった左手に立つアサダが、2010年に加賀市から天然記念物指定を受けた。
 幹囲はやっと3mを超えたばかり。巨木としてはたいした大きさではないのだが、全国的に見てもアサダの巨木は珍しい。これでも、石川県を代表するアサダ巨木なのである。(2010年現在、環境省巨樹データベースに石川県内のアサダは1本も登録されていない)
 ある程度大きくなると、アサダの樹皮はガサガサと剥がれやすくなるようだ。それが「ミノカブリ」とか「ハネカワ」の異名をもたらしたと思われる。
 左図では厚く苔が覆って、樹皮の様子がわかりにくいが、苔のない箇所を観察すると、まさしく、図鑑で知る様子と同じだ。
 アサダのほか、境内にはスダジイ、ヤブツバキなどが見られる。本来の植生が残っているのだろう。
 アサダも多分、人の手で植えられたのではないのだろうと思われる。
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