ページタイトル:お経塚のケヤキ サイトのシンボル

画像:お経塚のケヤキ 名称 お経塚のケヤキ (おきょうづかのけやき)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 17m(注2)
目通り幹囲 5.3m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 福島県伊達市霊山町泉原字方事(注3)
 
〃 3次メッシュコード 5640−54−79
 
〃 緯度・経度 北緯37度49分02.0秒
           東経140度37分08.4秒
霊山町指定天然記念物(1974年指定)
撮影年月日 2008年8月25日

注1)福島県が監修して福島総合緑化センターが刊行した「緑の文化財」では「経王塚のケヤキ」の名になっているが、今もここで供養を続けている蓮昌寺はじめ、地元の人は「経王塚」と呼ばず、「お経塚」と呼んでいる
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)2006年1月1日、伊達郡内5町が合併して伊達市誕生。旧行政区は伊達郡霊山町





 日蓮本宗泉原山蓮昌寺を訪ねたが、境内にはなく、少し離れた広瀬川沿いにあった(奥様から場所を教えていただいた)。
 蓮昌寺から流れてきた法霊川が広瀬川に合流する地点に、お経塚と呼ぶ小さな塚があり、そこに自然石の石塔と大ケヤキが立っている。
 ここは昔、隣村に至る道であった。享保10年(1725)、天然痘が大流行し、ついに隣村にも罹患者が出た。蓮昌寺住職は、当地の住民に法華経の奉納を勧め、住民は小石一つに1文字ずつ法華経を写し、隣村から天然痘が侵入するのを防ぐため、全部で6万9384個に及ぶ小石をここに埋めた。そんなことが記してあった。
 蓮昌寺では、今も供養を続けているそうである。
 
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