ページタイトル:平岩家のイチイ 当サイトのシンボルマーク

画像:平岩家のイチイ 名称 平岩家のイチイ (ひらいわけのいちい)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 イチイ
樹高 不明
目通り幹囲 4.4m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 岐阜県郡上市明宝奥住(めいほうおくずみ)奥長尾(おくなご)
 〃 3次メッシュコード 5337−60−54
 〃 緯度・経度 北緯35度52分55.8秒
           東経137度03分05.9秒
郡上市指定天然記念物(2000年9月21日指定)
撮影年月日 2022年10月15日

注1)石造の立派なもの。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)「樹の国・日本」による





 かつて坂本峠を越えて郡上八幡と飛彈高山を結ぶ道はたいそう険しかったが、今はずいぶん楽になった。私も今までに何度も利用させていただいている。
 郡上八幡から、吉田川沿いに走る国道472号を北上。途中、道の駅「明宝(磨墨(するすみ)の里)」を過ぎて、道なりに約6.6km。小保木(こぼき)バス停がある丁字路を左折して奥長尾に向かう。左図のイチイは奥長尾集落の西端付近。
 グーグルのストリートビューで、集落の最奥部に白山神社があり、そのあたりに車を置けそうなことは確認済み。そのあとは集落のどなたかにイチイの位置を教えていただこうという作戦であった。
 ところが、訪ねてみると、神社近くの駐車できそうな場所は車で埋め尽くされていて、計画は最初から狂ってしまった。祭礼日だったようなのだ。
 しばし迷ったが、ここまで来て何もせずに引き返すのも能が無いと、車を降りて神社に向かおうとした時に、ちょうど神社からも人が出て来られた。どうやら会合は終わったようだ。
 その中のお一人に話しかけたところ、ちょうど所有家のお向かいの方だった。平岩さんはお留守ということだったが、車を置く場所を指示して下さり、イチイまで案内して下さった。(感謝)
 イチイまで、踏み分け道のような小道があった。今は誰も使わないが、昔はこれが街道だったそうである。帰宅後に地図で確認すると、気良峠(けらとうげ)越えの道らしい。
 イチイは、なかなか姿が良い。途中で失われた枝も多いが、残っている枝も多い。(今年の雪で枝が折れたようなこともおっしゃっていた)
 イチイ近くの石組は平岩家のお墓の跡だとのこと。今は家の近くに墓を移されたそうである。墓守のイチイだったということなのだろう。
 説明して下さった話しぶりに、地域の方々からも大切にされているイチイであることが感じられた。
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