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名称 澳津説神社のシイ (おくつせじんじゃのしい)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 スダジイ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 7.1m(注2)
推定樹齢 200〜299年(注2)
所在地の地名 茨城県日立市小木津町3丁目
〃 3次メッシュコード 5440−75−64
〃 緯度・経度 北緯36度38分29.4秒
東経140度40分37.7秒
日立市指定天然記念物(1973年8月23日指定)
撮影年月日 2005年3月26日
注1)日立市教育委員会が設置(設置年月不詳)。なお、社号の読み方については平凡社「茨城県の地名」に従ったが、茨城県神社庁の神社名一覧表では「おとつせつじんじゃ」とある
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による
日立市北部、JR常磐線小木津駅の北東500mほどに澳津説神社がある。祭神は事代主命(ことしろぬしのみこと)、宇賀御霊命(うがのみたまのみこと?)の2柱。
市街地にあって、鬱蒼と繁る社叢を有する、おおきな神社である。自然林に近い社叢は、樹種に富み、なかなかのものだ。しかし、隈なく探してみても、目を見張るような巨木は見あたらない。
既に枯死してしまったかと諦めかけたが、念のため、社務所で椎の木について尋ねてみた。
見つからなかったはずである。大椎は、神社から300mほど離れた飛び地境内にあった。正面(西側)から訪れていれば、あるいは見つけることができただろうに、社叢の緑に誘われて、裏口側から入ってしまったのであった。
椎の巨木は、土盛りされて少し高くなった平地の縁に立っていた。背丈はそれほどでもないが、伸び伸びと枝を広げ、まるで緑の小山だ。
こころもち道路側に身を乗り出している。道から見上げると、その巨木ぶりがいっそう実感できる。
全体に健康そうで、まだまだ大きくなりそうな勢いである。 |
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