ページタイトル:おくまん様の大スギ サイトのシンボル

画像:おくまん様の大スギ

画像:おくまん様の大スギ_2
名称 おくまん様の大スギ (おくまんさまのおおすぎ)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 スギ
樹高 48m(注2) 今はもっと低い
目通り幹囲 7.2m(注2)
推定樹齢 伝承860年(注2)
所在地の地名 山形県村山市湯野沢
 
〃 3次メッシュコード 5740−52−73
 
〃 緯度・経度 北緯38度28分45秒
           東経140度17分39秒
村山市指定天然記念物(1959年11月5日指定)
撮影年月日 2008年8月28日

注1)村山市教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 湯野沢にある富本小学校の西に院内池(農業用の溜池)があり、さらにその西に、熊野神社が鎮座している。
 小学校の南の天神集落から、熊野神社に向かう。訪問時現在、国土地理院の2万5千分の1地形図では、徒歩道しかないことになっているが、院内池の南岸に沿って自動車道が出来ていた。砂利道ながら、社殿のじき近くまで車で行くことができる。
 社殿近くの3本の大杉が、村山市天然記念物である。
 写真のスギは、社殿に向かって左奥。斜面に立っている。これが、社叢中では一番太い。
 頂部を既に失ってしまったが、全体としては、まだ樹勢は悪くなさそうだ。
 ところで、樹名の「おくまん様」であるが、「お熊野さま」が訛ったもの。「様」をつけたうえに、さらに「お」までついている。
 科学が正しい自然観を切り開き、個人が尊重される世の中になったこと自体は良いことなのだが、その反面、自分自身よりも大いなるものがあることを認識し、素直に讃える気持ちが薄らいできたのではあるまいか。
 「おくまん様」の言葉に、忘れ物を見つけたような気持ちがした。
 
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