ページタイトル:奥十曽のエドヒガン 当サイトのシンボルマーク

画像:奥十曽のエドヒガン_1

画像:奥十曽のエドヒガン_2
名称 奥十曽のエドヒガン (おくじっそのえどひがん)
名称の典拠 渡辺典博著「巨樹・巨木」による
樹種 エドヒガン
樹高 28m(注1)
目通り幹囲 11.0m(注1)
推定樹齢 500年(注2)
所在地の地名 鹿児島県伊佐市大口小木原(奥十曽)(注3)
 〃 3次メッシュコード 4830−15−31
 〃 緯度・経度 北緯32度07分08.0秒
           東経130度38分12.1秒
伊佐市指定天然記念物(1990年6月1日指定)
撮影年月日 2018年3月27日

注1)環境省巨樹データベース(2001年調査)による
注2)林野庁が設置した「森の巨人たち100選」案内板による
注3)2008年11月1日、1市1町が合併して伊佐市誕生。旧行政区は大口市





 今回の鹿児島探訪の主目的の一つがこの桜に会うことである。なにしろ3ヶ月ほど前に宿を予約してしまうため、開花期とうまく合致するかどうか不安だったが、ほぼ満開の日に訪ねることが出来た。
 奥十曽のエドヒガンは深い山の中。世に知られるようになったのは昭和52年(1977)のことらしい。
 伊佐市中心部の北方、十曽川(じっそがわ)と牛尾川(うしおがわ)の谷を分ける山稜の稜線近くに立つ桜だ。普通なら訪ねるのは諦めるところだが、嬉しいことに、今は十曽川からかなり奥まで自動車道が延びていて、15分ほどの山登りでエドヒガンに会える。(山道はよく整備されていて、案内板も完備)
 根上がりした姿が力強い。地上1.3mの高さでは11mの幹囲を誇る。
 ただし、そこはまだ根であって、幹そのものはずっと細い。まわりの木々と日光を奪い合ったためだろうか、樹高もずいぶん高いため、全体にひょろっとした印象だ。花も梢の上。ずいぶん高い位置にあって、はっきりとは見えない。
 残念ながら、花を愛でる桜ではないように思われる。
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