ページタイトル(興田神社のスギ) サイトのシンボル

画像:興田神社のスギ

画像:興田神社のスギ(幹と並ぶ)
名称 興田神社のスギ (おきたじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 33m(注1)
目通り幹囲 7.2m(注1)
推定樹齢 伝承1000年(注1)
所在地の地名 岩手県一関市大東町鳥海(注2)
 
〃 3次メッシュコード 5841−42−58
 
〃 緯度・経度 北緯39度03分03秒
           東経141度21分21秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2006年8月3日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注2)2005年9月20日、一関市に合併。旧行政区は東磐井郡大東町





 興田中学校の北西約400m、小山の中腹に興田神社が鎮座している。
 かつては神仏習合の霊地で、近世末までは妙見社と呼ばれていたようだ。明治3年(1870)に興田神社と改称したが、今でも「興田の妙見さま」と通称されているという。
 興田神社には、源頼義が敵将安倍貞任着用の兜を奉納したとする伝承がある。祭礼の際にはその伝承に因み、弓矢を帯びて競馬をするのが習わしだとか。(以上、平凡社「岩手県の地名」を参考)
 随神門(もとは仁王門だったと思われる)を備えた立派な神社なのだが、2006年8月現在、国土地理院の2万5千分の1地形図には掲載されていない。そのため、初めは見当違いの場所に行ってしまった。
 大杉は、境内平面の縁、半身を斜面上に乗り出すような格好で立っている。下から見上げる姿は、示した写真より立派だ。
 神門の背後に立つ一対のスギもなかなかのものだ(旧環境庁データにある5.9mと5.0mがこれだろう)。この大杉の存在がなければ、十分に主人公たりうると思われた。
 
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