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名称 おかりや公園のケヤキ
(おかりやこうえんのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 24m(注1)
目通り幹囲 5.3m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 石川県白山市古城町(注2)
〃 3次メッシュコード 5436−64−25
〃 緯度・経度 北緯36度31分31.2秒
東経136度33分56.9秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2007年6月24日
注1)2000年に行われた環境省フォローアップ調査による
注2)2005年2月1日、1市2町5村が合併して白山市誕生。旧行政区は松任市(まっとうし)
JR北陸本線松任駅前交差点の南西に「おかりや公園」がある。小さな都市公園である。
園内の忠魂碑の隣に、道路を見下ろすように1本のケヤキが立っている。旧松任市民なら知らぬ者のないケヤキであろう。
樹勢は悪くないのだが、道に倒れては大変と、ワイヤで幹を支えている。たしかに、幹には空洞ができている可能性が大きい。
ケヤキの周囲には柵が廻らされている。ケヤキの樹勢を損なわないための措置と思われる。近づいて、直にその息吹を感じ取りたいのはやまやまだが、我慢することにした。
ところで、「おかりや公園」の名である。現地ではひらがなで記されていたが、後日調べたところ、「おかりや」は「御仮屋」であることがわかった。
ここには昔、お城があったらしい。いつごろからあったものかは定かでないが、戦国時代には一向一揆の有力指導者の一人、鏑木氏が根拠としたようだ。慶長(1596〜1615)頃に城は廃され、その後の経緯は知らないが、文政2年(1819)に若宮八幡宮の御仮屋が建てられたということである。
現在、若宮八幡宮は南東1kmほどの若宮1丁目に遷座したが、「おかりや」の名は残ったというわけである。 |
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