ページタイトル:大虫神社のシイ 当サイトのシンボルマーク

画像:大虫神社のシイ 名称 大虫神社のシイ (おおむしじんじゃのしい)
名称の典拠 なし
樹種 スダジイ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 8.6m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 京都府与謝郡与謝野町温江(あつえ)(虫本)(注2)
 〃 3次メッシュコード 5335−10−89
 〃 緯度・経度 北緯35度29分36.7秒
           東経135度07分01.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2022年5月18日

注1)環境省巨樹データベース(2019年調査)による
注2)2006年3月1日、与謝郡内の3町が合併して与謝野町誕生。旧行政区は与謝郡加悦町(かやちょう)





 阿蘇海(あそかい)に流れ込む野田川(のだがわ)の小さな支流温江川(あつえがわ)の谷奥の集落が虫本(むしもと)である。
 集落の西側山裾に大虫神社が鎮座。広い駐車場があることから、祭礼日にはずいぶん賑わうのだろう。でも、何も無い普通の日は閑散としていて、訪問時間中、ほかには誰も見かけなかった。
 石鳥居の手前右手に左図のシイの木が立つ。双幹のシイだ。
 2本の幹は、ご覧のように、樹皮の色が異なる。隣接して芽生えた2本がくっついた合体木と思われる。樹勢にも少し差があるようだ。
 シイの木の近くに「大虫及び小虫神社の森保全事業」の立て札があった。京都府には府民税の一部を「豊かな森を育てる」ために用いる仕組みがあるようで、令和2年度の対象の一つが大虫神社・小虫神社の森だったようだ。
 具体的な内容は知らないが、巨木ファンとしては嬉しい制度だ。
 個人的な感想だが、いろいろな場所を訪ねてみて、「里山」の語で代表されるような、適度に人の手が入った森林が最も美しいように思われる。
 そして、そのような場所こそが若い人達の自然を愛する気持ちを喚起させるのではないかとも思っている。
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