ページタイトル:大倉のカツラ 当サイトのシンボルマーク

画像:大倉のカツラ 名称 大倉のカツラ (おおくらのかつら)
名称の典拠 「八戸の樹木めぐり(改訂版)」(注1)
樹種 カツラ
樹高 27m(注2)
目通り幹囲 6.0m(注2)
推定樹齢 400年(注2)
所在地の地名 青森県八戸市南郷島守字下巻
 〃 3次メッシュコード 6041−54−00
 〃 緯度・経度 北緯40度25分37.5秒
           東経141度30分17.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2022年7月24日

注1)書籍として刊行されたが、現在は入手不可。ただし八戸市公式ウェブサイトから内容を閲覧できる
注2)上記「八戸の樹木めぐり(改訂版)」による





 このカツラが立つ巻(まき)の集落は新井田川(にいだがわ)左岸。
 新井田川は平野に出る直前、南郷島守(なんごうしまもり)と是川(これかわ)の間で激しく蛇行を繰り返しつつ深い谷を刻むが、その谷の南郷側入口に当たる集落である。
 北(山側)と南(谷側)、集落を貫く道が2本あって、その北側の道(生活道路)の途中、山裾に熊野神社が鎮座する(地理院地図には神社マーク無し)。神社の手前、道路脇に駐車場があって、そこに「大倉かつらの井戸」と書かれた案内柱が立っている。
 熊野神社々殿近くから山裾に沿って小道がある。カツラが立つのはその小道の先。
 カツラの根の間から水が湧いている。これが「かつらの井戸」なのだろう。
 案内板によれば、かつては霊泉と崇められ、風呂にして浴するとあらゆる病気が治るとされていたようだ。荷車に樽を乗せ、牛に曳かせて遠くから水をもらいに来る人もいたという。
 カツラには元気な主幹が残り、太い大枝をくねくねと様々な方向に伸ばしている。横に伸びた大枝の先端は、地面に達している。少々おどろおどろしい感じのするカツラだ。
 千本桂をカツラ本来の姿と思っている人には異様に見えるかも知れないが、これもカツラが見せる一面である。
 こんな姿も悪くない。
ボタン:青森県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る