ページタイトル:小国両神社のイチョウ 当サイトのシンボルマーク

画像:小国両神社のイチョウ

 ↑イチョウ ↓スギ

画像:小国両神社の三神杉
名称 小国両神社のイチョウ
    (おぐにりょうじんじゃのいちょう)
名称の典拠 なし
樹種 イチョウ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 4.5m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 熊本県阿蘇郡小国町宮原(みやはら)
 〃 3次メッシュコード 4931−50−36
 〃 緯度・経度 北緯33度07分11.2秒
           東経131度04分23.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2026年3月15日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による





 最初に両神社という社号について。
 対等に重きを置かれる2柱の祭神を祀る神社で稀に見られる名称で、小国両神社では次のような由緒が伝わっているようだ。(皇學館大学神社史研究会の「新全国神社検索」ウェブサイトより)
 今から2200年ほど昔、当地小国の雨宮媛神(あめみやひめのかみ)が阿蘇大明神健磐龍命(たけいわたつのみこと)の長子阿蘇国造(あそのくにのみやつこ)速瓶玉命(はやみかたまのみこと)の妃となって高橋神・火宮神の2神を産んだ。のち成人した兄弟神はまだ未開発だった母の故郷小国に降って、農耕を起こし文化を広めて民を慈しんだ。いわばこの地の開拓者である。
 時を経て、仁徳天皇の御代に高橋大神を祀り、さらに反正天皇の御代に火宮大神を祀った。以後、両神社と呼ばれるようになったという。
 神饌品、御供飯は柏の葉に山型に盛り御幣をつける。その際、野菜はすべて皮をむいて供える。
 変わったところでは、両祭神の開拓時の苦労を偲ぶため、渋柿を供えるのが慣わしだそうである。
 公式名は宮原両神社で小国両神社は通称だが、境内の案内板にその名が用いられていたので、当サイトでもそれを踏襲した。
 宮原の読み方について、神社本庁への登録名では「みやのはる」、宗教法人としての登録名では「みやはる」となっていて、少し異なっている。なお、地名の宮原は現在「みやはら」だが、かつては「みやはる」だったのかも知れない。(「田原坂(たばるざか)」で知られるように、熊本県では「原」を「はる」と読む方が多い)
 神社の話が長くなりすぎた。
 実を言うと、小国両神社を訪ねたのは、環境省巨樹データベースに載る大杉に会うためだった。データベースでは幹囲7.1mの単幹樹ということになっている。
 しかし、5m弱と思えるスギはあっても、7mものスギは見当たらない。
 もう失われてしまったのだろうか。それとも、7.1mは「三神杉」と呼ばれる3本の杉の幹囲を合算した数値だったのだろうか。あるいは、禁足地とされる裏山にあるのだろうか。(小国両神社にはスギ巨木が多い)
 スギは残念だったが、イチョウが予想外だった。
 環境省巨樹データベースには幹囲4.5mのイチョウも載っている。それが左上図のイチョウだ。
 複数幹の集合体で、4.5mは最大幹のみの値と思われる。全体としてはもっと大きい。
 窮屈な立地環境にあって樹勢万全とは言いかねるが、太古の昔から生き長らえてきただけあって、イチョウは結構強い植物である。いずれ合体するまで長生きするかも知れない。(一部ではすでに連理が見られる)
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