ページタイトル:小木阿蘇神社の楠 当サイトのシンボル

画像:小木阿蘇神社の楠


画像:小木阿蘇神社の楠(樹下から神社を見る)
 クスノキの樹下からみた阿蘇神社


画像:小木阿蘇神社の楠
名称 小木阿蘇神社の楠 (おぎあそじんじゃのくす)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 クスノキ
樹高 26m(注2)
目通り幹囲 9.0m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 熊本県熊本市南区城南町藤山(注3)
 〃 3次メッシュコード 4930−05−19
 〃 緯度・経度 北緯32度41分06.5秒
           東経130度44分47.0秒
城南町指定天然記念物(1967年2月1日指定)
撮影年月日 2009年7月30日

注1)城南町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注3)2010年3月23日、熊本市に合併。旧行政区は下益城郡城南町。その後さらに2012年4月1日、政令指定都市への移行に伴い、住所表示が一部変更された





 小木阿蘇神社は塚原古墳公園(その下を塚原トンネルで九州自動車道が通る)から東南東に約1km。緩やかな起伏の中にある静かな神社である。
 延元4年(1339)に豊田庄地頭職菊池武光が勧請したのが始まりのようだ。その際、武光から広大な土地の寄進を受けたと伝えられている。ただし、その翌年に武光の子武政が勧請したとする異説もあるらしい。(平凡社「熊本県の地名」より)


画像:小木阿蘇神社の楠(幹と並ぶ)


 大クスノキは参道の途中。
 根元の一部を舗装されてしまったにもかかわらず、素晴らしい樹勢を誇っている。
 単幹で立ち上がり、地上7〜8mのところで大きく枝を広げている。枝の殆どは健全で、樹冠の広がりは背丈を凌ぐほどだ。
 訪れたのはちょうどお昼時。左下図の建物の中では、放課後学級の夏休み教室が食事中。久しぶりの再会だったのか、歓声が飛び交っている。
 クスノキの下では、3人の若者がお弁当を食べていた。何かの工事で近くに来たと見える。お昼休みになったのだ。私のカメラを見て、自発的に場所を少し動いてくれた。優しい心遣いが嬉しい。
 戻ってみると、教室はやけに静かだ。今度は先生(それとも先生役のお母さん?)の声が聞こえる。あまりに騒々しすぎて、お説教を受けているところだった。みんな神妙な顔をして先生の話を聞いている。
 クスノキもすばらしいが、その回りに住む人たちもすばらしい。
 とても清々しい気持ちにさせてくれるクスノキだった。
 
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