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名称 勝福寺の大イチョウ
(しょうふくじのおおいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 29m(注2)
目通り幹囲 7.5m(注2)
推定樹齢 700年(注3)
所在地の地名 神奈川県小田原市飯泉
〃 3次メッシュコード 5239−71−33
〃 緯度・経度 北緯35度16分47.4秒
東経139度09分51.3秒
神奈川県指定天然記念物(1957年2月19日指定)
撮影年月日 2020年2月5日
注1)「かながわの名木100選」に選ばれたことを示す案内板(神奈川県が設置?)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版U」による
注3)上記案内板による
酒匂川(さかわがわ)と狩川(かりがわ)の合流点の左岸側(東側)が飯泉(いいずみ)である。
そのまま読むと「いい・いずみ」だが、早口で発音されると「いーずみ」と聞こえるため、仮名を振る際に「い」が一つ省略されたのだろうか。(当否不明)
合流点のすぐ下流に架かる飯泉橋東詰の北方450mほどのところに飯泉観音と通称される真言宗東寺派飯泉山勝福寺がある。坂東三十三観音霊場の第5番札所としても有名なお寺だ。
案内板によると、弓削道鏡(ゆげのどうきょう、700?〜772)が左遷されて下野国に赴く途次、千代の里に建立した千葉山弓削寺に始まると伝えられているらしい。古い歴史を持つお寺のようだ。のちに弓削寺は焼失。当地に移されて、現山寺号を称するようになったという。
小田原市指定文化財の仁王門を潜った先に、大イチョウが立つ。
古木然とした姿のイチョウで、雄株。
細長い乳柱がいくつも見える。このイチョウにも母乳信仰があったようで、「かながわの名木100選」案内板によれば、『かつて乳イチョウと呼んで乳の出ない婦人が願をかけたと言われている』そうである。 |
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