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画像:お達磨の桜(駐車場近くのサクラ)
 駐車場の近くに立つサクラ

画像:お達磨の桜(堤防下のサクラ)
 堤防に立つサクラ
名称 お達磨の桜 (おだるまのさくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 15m/10m(注2)
目通り幹囲 5.8m/5.2m(注2)
推定樹齢 700年(注3)
所在地の地名 山形県東村山郡中山町達磨寺字達磨
 
〃 3次メッシュコード 5740−32−84
 
〃 緯度・経度 北緯38度19分11秒
           東経140度18分06秒
山形県指定天然記念物(1955年8月1日指定)(注4)
撮影年月日 2005年4月30日

注1)設置者・設置年月とも不詳
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)現地の案内板による
注4)1952年4月1日指定としている文献もある。いったん指定されたのち、再指定されたのだろうか?





 山形自動車道が須川を渡るあたり、左岸堤防にエドヒガンの巨木が2本立っている。
 ここは古代の遺跡で、近くからは古墳時代の土師器や陶恵器が発掘されている。また、奈良時代から平安時代にかけての集落跡と鉄工房跡も見つかっている。サクラが芽生えるずっと前の話だ。
 最上川はここから2kmほど北で大きく蛇行し、ほぼ180度向きを変えている。その南では須川、白川、立谷川の3河川が合流し、最上川に注いでいる。昔からしばしば水害に遭遇した地区でないかと想像されるが、サクラはどうだったのだろうか。
 1.5kmほど西に、大字名と同じ名の曹洞宗少林山達磨寺がある。サクラはその達磨寺に所属する。
 根元は柵で囲われているが、周囲の草地は開放されている。この日も、10名ほどの集団が車座になって、散る桜を惜しみながら、静かな宴を楽しんでいた。
 
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