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画像:御仏供杉

画像:御仏供杉(幹と並ぶ)
名称 御仏供杉 (おぼけすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 24m(注2)
目通り幹囲 7.2m(注2)
推定樹齢 伝承670年(注3)
所在地の地名 石川県白山市吉野(下吉野)(注4)
 
〃 3次メッシュコード 5436−44−39
 
〃 緯度・経度 北緯36度21分44.7秒
           東経136度37分13.9秒
国指定天然記念物(1938年8月8日指定)
撮影年月日 2004年6月5日

注1)吉野谷村が設置(設置年月不詳)。ただし、天然記念物指定名称は「御仏供スギ」とカタカナ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)現地の案内板による。(2004年現在では、計算上の伝承樹齢が670年強となるため、値を少し修正した)
注4)2005年2月1日、松任市と石川郡7町村が合併して白山市誕生。旧行政区は石川郡吉野谷村





 側枝が発達するウラスギ(アシウスギ)の仲間で、全体の樹形は「おむすび」形。
 現地の案内板に、御仏供杉の名は「おぼくさま」に見立ててつけられたことが記されている。「おぼくさま」は御仏供様(おぶくさま)のことであろう。「おぶく」が「おぼく」と訛り、さらに「おぼけ」に転じたものと思われる。
 御仏供様とは、仏前に供える御仏飯の異称である。私の住む地方には、嫁が仏飯を盛りつける際に、形良く上手にできると、鼻の高い器量よしの子が生まれるという迷信がある。他の地方ではどうなのだろうか。
 推定樹齢は次の伝承による。入元僧の大智禅師が帰朝後、当地の山中に祇陀寺を開山した。のち、元徳2年(1330)、菊地氏に懇願されて肥後国に去るにあたり、山寺から杖にしてきた杉の小枝を地に挿し、「この木が根付いて繁茂すれば仏法が盛んになるだろう」と言い置いた。以後、村人たちは大切に木を守り、このような巨木となった。
 御仏供杉の名といい、起源伝承といい、当地には民衆の心に深く仏教が根付いていたものと思われる。
 周辺は広々とした公園で、大杉には申し分ない環境である。樹勢もすばらしく良い。人々に愛され、しばらくはまだ大きくなりそうである。
 
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