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名称 沼田のタブノキ (ぬまだのたぶのき)
名称の典拠 なし
樹種 タブノキ
樹高 22m(注1)
目通り幹囲 6.0m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 愛媛県大洲市平野町平地(ひらのちょうひらじ)
〃 3次メッシュコード 5032−23−19
〃 緯度・経度 北緯33度30分45秒
東経132度29分10秒
大洲市指定天然記念物(1962年11月3日、「沼田のタブノキ林」という名称で、タブノキ群生地を指定)
撮影年月日 2013年5月15日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
沼田はずいぶん山の中である。出石山(812m)から南東に延びる尾根が、578mのピークのところで折れ曲がり、そこからは東に向きを変える。その、東に延びる尾根の南斜面にできた集落が沼田(ぬまだ)である。ところどころに棚田は見られるものの、沼はありそうにない。
タブノキが立つのは南斜面内の支尾根の上。しかし、道路からタブノキは見えず、ちょっとわかりにくい。
私も、およその位置の見当はついていたが、正確な場所や、そこへのルートを知らなかった。幸い、小犬を連れたご婦人が路傍で畑仕事をしておられた。尋ねてみたところ、仕事の手を休め、わざわざ現場まで案内してくださった(感謝)。そこからすぐ近くだったのである。
天然記念物指定名称ではタブノキ林となっているが、タブノキの純林だというわけではない。むしろカゴノキの方が多いくらいだ。
森の頭領ともいえるタブノキがこれ。注連縄の残骸のようなものが根元に見える。花入れのようなものも。神木のように見なされてきたのだと思われる。
道から離れた場所であり、社寺の境内だというわけでもない。地元の人でも、ここに来ることは滅多にないことだろう。
突然の訪問者を、タブノキは歓迎してくれただろうか。 |
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