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名称 能山様の大イチョウ
(のうざんさまのおおいちょう)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 イチョウ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 9.4m(注1)
推定樹齢 伝承400年(注1)
所在地の地名 愛媛県南宇和郡愛南町久良(注2)
〃 3次メッシュコード 4932−34−34
〃 緯度・経度 北緯32度56分46.0秒
東経132度32分51.0秒
愛南町指定天然記念物(1964年9月10日指定)
撮影年月日 2013年5月13日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)2004年10月1日、南宇和郡内の全ての町が一つに合併して愛南町誕生。旧行政区は南宇和郡城辺町
真浦の海岸から200mほど内陸側に入ったところに墓地があり、その入口付近に立っている。
愛媛新聞社刊行の「愛媛の巨樹八十選」によると、戦国時代の天正12年(1584)、長宗我部元親らに攻め落とされた常盤城の城主、勧修寺基賢(かじゅうじもとのり)が当地に逃れて来た。そのとき携えてきた杖が根付いて、このイチョウになったと伝えられているようだ。
能山(のうざん)は基賢の別名。この地で没したため、古木庵(こぼくあん)という小さな御堂を作って能山を祀ったという。イチョウの傍らの御堂が古木庵だろうか。
上記「愛媛の巨樹八十選」には、株立ちの、なかなか堂々としたイチョウの写真が添えられているのだが、現在、幹の姿はひこばえに隠れてしまっている。
ひこばえをどうするかについては、様々な考え方があるだろうが、私の考えでは、もしもしっかりした主幹があるのならば、ひこばえは無い方が見栄えのする姿になると思う。(カツラは別として)
これだけ樹勢が良いのだから、慌てて次世代を気にする必要もなさそうだ。細いひこばえは除去してやった方が良いように思うのだが…。 |
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