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名称 能満寺のソテツ (のうまんじのそてつ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ソテツ
樹高 6m(注2)
目通り幹囲 5.0m(注2)
推定樹齢 伝承900年(注2)
所在地の地名 静岡県榛原郡吉田町片岡
〃 3次メッシュコード 5238−12−30
〃 緯度・経度 北緯34度46分44.2秒
東経138度14分53.4秒
国指定天然記念物(1924年12月9日指定)
撮影年月日 2006年12月24日
注1)吉田町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
信玄と家康が攻防を繰り返した小山城の麓に、臨済宗妙心寺派の名刹能満寺がある。国天然記念物の大ソテツは小振りの門を潜った先、右手の庭に立っている。
繁る葉と支柱の陰になって、幹の様子がよくわからないが、ソテツ独特の鱗を纏った太い幹が黒々と隠れていた。全体が見えないことで、かえってその大きさを感じさせる。
講談社刊「日本の天然記念物」に次のような言い伝えが紹介されている。
このソテツは、かつて徳川家康の命により、駿府城内に移植されたことがあった。ところが夜になると、ソテツの近くから「いのう、いのう(行こう、行こう)」と泣く声が聞こえる。家康は仕方なく、ホームシックの大ソテツを能満寺に返したということである。 |
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