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名称 野中のうんば杉 (のなかのうんばすぎ) 名称の典拠 「巨木の里探訪」(注1) 樹種 スギ 樹高 32m(注2) 目通り幹囲 5.6m(注2) 推定樹齢 800年以上(注3) 所在地の地名 山形県新庄市十日町(野中) 〃 3次メッシュコード 5840−12−63 〃 緯度・経度 北緯38度48分16.9秒 東経140度17分45.2秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2015年5月27日 注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による 注3)「巨木の里探訪」による JR奥羽本線泉田駅の南西2.2kmほどのところに野中という集落がある。 標記の大杉は集落の北1km弱の山裾。集落と大杉の間には水田が広がるのみなので、近くまで達すれば姿が見える。 「うんばスギ」とは、媼(おうな)のスギ、「姥杉」のことだろうと思っていたが、坂本俊亮著「最上の巨樹・巨木」によると、「乳母杉(うばすぎ)」が訛ったものらしい。 同書によると、昔は、安産と豊富な母乳を願って、多くの人が詣でたもののようである。根元の小社は白山社らしいが、この白山社も、乳の出を良くしてくれる神様とされていたという。 左図でお分かりのように、普通のスギとは姿が違って見える。そんなところに神性を感じたのだろうか。 乳母ではあっても、若い乳母ではなさそうだ。 標柱には「姥乳地蔵尊の一本杉」と記されてあった。 |
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