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名称 能美八幡社のスギ (のみはちまんしゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 5.6m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 富山県南砺市能美(のみ)(注2)
〃 3次メッシュコード 5436−66−83
〃 緯度・経度 北緯36度34分30.2秒
東経136度47分41.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2021年3月19日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)2004年11月1日、8町村が合併して南砺市誕生。旧行政区は西礪波郡福光町
旧福光町中心部から、県道27号(金沢井波線)を西に進む。県境に聳える医王山(いおうぜん、939m)の北を越えて石川県金沢市に至る道だ。
この県道は、小又集落の先でいったん石川県に入るが、すぐまた富山県に戻り、医王ダム湖に向かって下る手前で再び県境を通過する。三度目の県境のすぐ手前に、右に下る市道が分岐していて、1kmほど下ると能美集落である。
実を言うと、以前、環境省資料に載る大杉を探しに来たことがあった。神社にあるらしきことは書かれているのだが、詳細な場所が分からず、集落内で数軒のお宅を訪ねてみたが生憎どこもお留守で、結局諦めたのだった。(地理院地図には神社マークなし)
ところが、富山県にお住まいのHさんから、このスギに会ってきたとのメールをいただいて、ファイト再燃。再挑戦となった。
Hさんがグーグル・マップに大杉の写真を載せられたということで、神社の位置も確認。(実際とは少しだけずれていたが、探訪に支障は無い)
能美集落では、道を歩いておられた老紳士がいて、神社へのルートを訪ねたところ、わかりにくいので案内してやるとの嬉しいお言葉。とんとん拍子に事がうまく進む。前回訪問時とは大違い。
大杉が立つ神明社へは、集落から南に300mほど離れた位置に開く林道を北に進む。この林道はすぐに一般車通行止めとなるが、神社はそこから200mほど。
参道石段の左右に大杉が立ち、向かって右が大きい。
同行して下さった老紳士のお話では、社殿のすぐ手前にも大杉があって、全部で3本だったのだが、あまりに社殿に近すぎた1本は伐採されたらしい。門杉と呼ばれないのは、もともとが三本杉だったからだと思われる。
末尾になってしまったが、私を案内して下さった老紳士に再度お礼を申し上げたい。90歳になられたそうだが、頭はとてもしっかりしておられて、杖も突かずに歩いておられた。さらなるご長寿とご健康を祈る。 |
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