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地蔵杉近くのスギ美林 |
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名称 地蔵杉 (じぞうすぎ)
名称の典拠 「日本の巨樹・巨木林」(注1)
樹種 スギ
樹高 29m(注2)
目通り幹囲 5.6m(注2)
推定樹齢 伝承400年(注2)
所在地の地名 富山県高岡市勝木原(のでわら)
〃 3次メッシュコード 5536−17−12
〃 緯度・経度 北緯36度46分09.8秒
東経136度54分26.9秒
天然記念物指定等 なし
撮影年月日 2004年7月31日
注1)1991年に旧環境庁が刊行
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
高岡市街地から県道29号(高岡羽咋線)を西北西へ進む。まもなく氷見市との市境を通過するが、その手前、高岡市最後の集落が勝木原(のでわら)である。
大杉は、勝木原集落の南端。路線バス転回場の横に立っている。ご覧のように、よく目立つ独立木なので、県道を走っていて、見落とすことはない。
山田さんという方の私有物である。
名の由来と思われる小さな石地蔵が、幹に寄りかかるように安置されていた。きれいな前垂れが掛けられている。その手前には、花台代わりにコンクリート・ブロックが1個置かれ、みずみずしい花が生けられている。大切に守られてきたのだ。
大杉はウラスギの仲間で、太い大枝がいくつも横に出ている。ずんぐりした姿に見えるのは、そのためだ。上写真を見てご判断いただければ、敢えて私が樹勢を云々する必要はあるまい。まだまだ成長しそうなスギである。
ところで、このあたり、氷見市にかけての県道沿いには、スギの美林が広がっている。地蔵杉とは年齢も遺伝子もかけ離れた若いスギたちだが、あまりに美しかったので、掲載させていただいた。
このスギたちの中からも、大木になる木が出てくるだろうか。 |
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