ページタイトル:報恩寺のスダジイ ロゴ:人里の巨木たち

画像:報恩寺のスダジイ 名称 報恩寺のスダジイ (ほうおんじのすだじい)
名称の典拠 なし
樹種 スダジイ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 5.3m(注1)
推定樹齢 100〜199年(注2)
所在地の地名 千葉県野田市中野台
 〃 3次メッシュコード 5339−76−28
 〃 緯度・経度 北緯35度56分18.8秒
           東経139度51分06.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2014年5月11日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(U)」による





 千葉県野田市といえば、醤油の町として知られる。
 近隣で大豆が得られやすかっただけでなく、西を流れる江戸川の舟運によって、朝方、野田を出発すれば、昼にはもう日本橋に着くという土地柄も醤油製造に利したようだ。今も、野田市の地図を見ると、野田市駅から江戸川にかけて、各所に「キッコーマン」の文字が目につく。
 江戸川を背にする真言宗豊山派大師山報恩寺も、「キッコーマン」の文字に挟まれるように佇む。
 寺域を奥に進んで行くと、スダジイ樹林があった。素人判断であるが、植林したわけでなく、元来の植生が残されているように思われた。
 最初の巨樹・巨木林調査(1988)で、この樹林内から3本のスダジイが報告された(いずれも3m台)。2000年フォローアップ調査でも3本。両報告の3本は同じ3本だと思われるが数値は異なる。
 時間が経てば大きくなって当然。確かに、今は1988年値より確実に大きい。しかし、5.3mは少々フライング気味のようだ。実際はもっと細い。
 幹に「椎の木(スダジイ)野田の巨木横綱」と記された木札が付いていたので、個体を取り違えてはいないと思うのだが。
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