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名称 西側神社のタブノキ
(にしがわじんじゃのたぶのき)
名称の典拠 なし
樹種 タブノキ
樹高 22m(注1)
目通り幹囲 5.1m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 福井県福井市大年町
〃 3次メッシュコード 5436−11−21
〃 緯度・経度 北緯36度06分33秒
東経136度08分32秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2007年5月27日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
県道3号(福井大森河野線)の西、七瀬川左岸の高台に西側神社が鎮座している。
境内の記念碑(石碑)によれば、昔、ここは毘沙門天と山王大権現の2柱を祀る西側内部落の鎮守であった。無格社だったのだけれども、昭和28年(1953)1月、神社庁に申請して西側神社の社格を得ることが出来た。石碑は、その喜びを後世に伝えるために設置されたようだ。
七瀬川の流れと集落の間に、川に沿って細長く突き出した高台があり、その最先端部に参道の入口がある。
石段を登って台地上に出ると、左手に大きなタブノキが1本立っている。
目通りはまだ少々物足りないが、なかなかの風格である。大枝を失った痕の空洞は、いわば、挫けなかった生命の証しであろう。
急斜面の上部から横に伸ばした枝先は下垂して、枝の先端は、根元よりも低い位置まで伸びている。根元近くに立つと、タブノキの枝を透かして、イネの緑が光っているのが見える。
タブノキの周囲はケヤキやスギの混成林。下草も存分に繁り、自然林と言ってもよさそうな雰囲気である。
しかし、参道周辺はきちんと手入れされているので、単に放置されているのでないことは明らか。
鎮守の森はこれでいいのかも知れない。 |
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