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名称 西椎谷大銀杏 (にししいやおおいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 10.6m(注2)
推定樹齢 1300年(注3)
所在地の地名 大分県宇佐市院内町西椎谷(注4)
〃 3次メッシュコード 5031−02−41
〃 緯度・経度 北緯33度22分13.7秒
東経131度15分44.7秒
院内町指定天然記念物(1975年5月23日指定)
撮影年月日 2010年3月22日
注1)旧院内町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注3)上記案内板による
注4)2005年3月31日、宇佐市に合併。旧行政区は宇佐郡院内町
国道387号西椎屋高架橋の東口付近から、西椎屋集落に至る道がある。道の入口には、イチョウを見るにはこの道を行くよう、案内表示も出ている。
集落内の狭い道を通り、椎屋神社の前に出る。そこにはイチョウ見学者のための小さな駐車場もある。手作りでないかと思うような狭い駐車場だが、もともと集落内に平地はほとんどない。精一杯の歓迎と受け取り、ありがたく停めさせていただいた。
集落は狭いが、イチョウは大きい。大分県内では、実質的に、荻神社のイチョウと双璧をなす大イチョウである。
大正14年(1925)7月8日、当地方を雷雨が襲い、南側に立っていた幹を直撃した。雷撃を受けた幹は倒壊し、以来、樹形がアンバランスになってしまったと想像される。
枝の付根からは気根がいくつか下がり、また、幹に沿って成長しつつあるものも見える。ここでは「乳こぶ」と呼んでいるようだ。
ご多分に漏れず、ここにも「乳こぶ」を削り取って飲むと母乳の出がよくなるとの信仰がある。
体躯の大きさに比べ、気根の数が少なく、また巨大化したものが見られないのは、せっせと削り取られたからだろうか。 |
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