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画像:二宮神社のスギ

画像:二宮神社のスギ(幹と並ぶ)
名称 二宮神社のスギ (にのみやじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 33m(注1)
目通り幹囲 9.1m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 山梨県上野原市西原藤尾(注2)
 
〃 3次メッシュコード 5339−40−24
 〃 緯度・経度 北緯35度41分35秒
           東経139度02分58秒
天然記念物指定等 なし
撮影年月日 2004年8月25日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)2005年2月13日、上野原市誕生。旧行政区は北都留郡上野原町





 藤尾集落は、県道18号(上野原丹波山線)から間道を1kmほど北に入った所にある。
 二宮神社は、集落より一段高い位置にあることもあって、大杉はいっそう高く見え、少し遠くからでもはっきりと姿が認められる。
 ご覧のように、3本杉の名が相応しいように思うが、旧環境庁調査では、向かって右の2本を株立ちとし、左は独立の1本と見ている。従って、目通り9.1mは、右の2本の幹囲を合計した値である(左の1本は5.2m)。
 何れも樹勢よく、まだ大きくなりそうだ。
 ところで、大杉のある藤尾は、今は神社の少し先で行き止まりになっているが、こんな山深い場所にも、かつては武州笛吹(現東京都西多摩郡檜原村人里笛吹(へんぼりうずひき))に通じる道があり、享保年中(1716〜36)に廃止されるまでは、口留番所が設置されていたらしい。
 その頃の旅人も、この大杉のことを知っていただろうか。
 
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