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名称 仁倉のハルニレ (にくらのはるにれ)
名称の典拠 「2018 北海道の巨樹・名木150選」(注1)
樹種 ハルニレ
樹高 28m(注2)
目通り幹囲 5.5m(注2)
推定樹齢 330年(注2)
所在地の地名 北海道常呂郡佐呂間町仁倉
〃 3次メッシュコード 6643−07−53
〃 緯度・経度 北緯44度02分47.0秒
東経143度54分36.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年6月9日
注1)今田秀樹著。2018年11月22日刊行
注2)上記「2018 北海道の巨樹・名木150選」による
サロマ湖に流入する佐呂間別川(さろまべつがわ)右岸に仁倉の集落がある。
仁倉には小学校があった。佐呂間別川の谷沿いに住む児童が通っていたのだろう。平成18年(2006)に閉校になり、今は、広いグラウンド跡や立派な体育館が空しく残っているのみ。
学校の南に林があって、林内に左図のハルニレ巨木が立つ。
グーグルアースで上空から見るとよく分かるのだが、林は定規で描いたように直線的に延びている。
当地に70年以上暮らしているという方からお話を聞くことが出来た。
この林は、開拓の際に、一部を伐採せずに防風林として残したものだとのこと。その後、マツ(エゾマツかトドマツだと思うが樹種未確認)を植林して幅を拡げたそうで、確かに自然林部分と造林部分が並んで延びている。
ハルニレはもちろん自然林部分に立つが、そちらは人の背丈ほどもある下草が茂り放題のため、人工林部分を歩きながら探した。
しかし、なかなか見つからない。このハルニレは根元に近づくにつれ急激に肥厚していて、上部を眺める限りでは、それほどの巨木には見えなかったのである。
近くから見れば、さすがに太い。樹勢も良さそうだ。
ところで、前述の御仁によれば、道の反対側、八幡神社の近くに教員住宅があって、そのあたりのハルニレも大きかったそうである。どのような理由があったのか、残念ながら伐られて今はもう無くなってしまった。 |
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