ページタイトル:鹿島大神宮のスギ 当サイトのシンボルマーク

画像:鹿島大神宮のスギ 名称 鹿島大神宮のスギ
    (かしまだいじゅんぐうのすぎ)
名称の典拠 「ふくしまの巨人たち」(注1)
樹種 スギ
樹高 33m(注2)
目通り幹囲 5.3m(注2)
推定樹齢 400年(注2)
所在地の地名 福島県郡山市西田町丹伊田(にしたまちにいた)字宮作
 〃 3次メッシュコード 5640−13−68
 〃 緯度・経度 北緯37度28分21.3秒
           東経140度28分27.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2020年8月6日

注1)福島県公式ウェブサイト・コンテンツの一つ
注2)上記「ふくしまの巨人たち」による





 JR磐越東線三春駅から直線距離で北(少しだけ西寄り)におよそ2.6km。県道116号(二本松三春線)の西に鹿島大神宮が鎮座する。
 裏山各所に白く硬い岩が露出することで知られる。
 古来の日本には磐座(いわくら)信仰があり、当地においてもこの岩に対する信仰があったようだ。
 神社の創立は、天応元年(781)9月15日。安積郡大伴安積連丸古部古佐美(紀古佐美[きのこさみ、733〜797]のことだろうか?)が常陸国鹿島神宮より武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)を勧請したことに始まるという。(鹿島大神宮公式ウェブサイトによる)
 この白い岩の正体は、極めて大きな結晶から成る「巨晶花崗岩」と呼ばれる火成岩で、マグマの中心部付近が地下で非常にゆっくりと冷えて出来たものである。これだけ見事に地上に露出することは珍しいと、昭和41年(1966)6月11日、「鹿島神社のペグマタイト岩脈」の名称で国から天然記念物指定を受けている。
 その最大の露頭を社殿近くで見ることが出来る。この事実は、他で見られないようなこの白い大岩をご神体として神社が作られたことを想像させる。
 さて大杉だが、境内の入口両脇に立っている。向かって右に3本、左に2本のスギが立ち、そのうち右の2本と左の2本は根元が融合して、まるで2幹の大杉のような姿になった。(写真は左のスギ)
 このような姿になることを予想して、あまり間隔を置かずに杉苗を植えたのかも知れない。
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