ページタイトル:新井神社の三本杉 当サイトのシンボル

画像:新井神社の三本杉(全景)

画像:新井神社の三本杉(境内)

画像:新井神社の三本杉(幹と並ぶ)
名称 新井神社の三本杉
    (にいじんじゃのさんぼんすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 40m(注1)
目通り幹囲 8.8m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 兵庫県丹波市柏原町大新屋(かいばらちょうおおにや)(注2)
 〃 3次メッシュコード 5235−50−54
 〃 緯度・経度 北緯35度07分45.7秒
           東経135度02分54.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2010年6月26日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注2)2004年11月1日、氷上郡内6町が合併して丹波市誕生。旧行政区は氷上郡柏原町





 県道290号(稲畑柏原線)から、新井小学校の東約200mの三叉路を南に曲がる。そのまま山の方に600mほど進むと、新井神社(にいじんじゃ)の前に出る。
 案内板によれば、新井神社の名は延喜式神名帳に見え、6世紀から続く長い歴史を持つとされている。古くは高皇産霊神(たかみむすびのかみ)を祭神としていたが、江戸時代初期に日吉大社の分霊が祀られた。
 日吉大社は「山王権現」とも呼ばれ、山王の使者がサルであることから、茅葺き妻入りの本殿(兵庫県指定文化財)には、両側に一対のサルが彫られている(中井権次正貞の作)。
 かつては500mほど谷奥の滝ヶ谷という場所にあったが、天正7年(1579)、明智光秀が高見城の赤井氏を攻めた際に兵火で焼失。その後、現在地に遷座した。
 境内には、どことなく庭園のような風情が漂う。雨に濡れて、いっそうその趣きを増していた。
 三本杉は、本殿の手前、向かって左手。樹齢は、最大に遡っても、当地への遷座より古いことはなさそうに思われる。
 地上1.5mほどの高さで3幹に分かれている。(もしかしたら合体木かも知れない)。
 分岐点に向かって梯子が設置してある。ここを跨いで子授けを願うと、希望が叶うとされているようだ。そのまま向こうに通り抜けることができるようになっている。
 還暦を過ぎた今、私に子供が授かっても困るが、僭越ながら私の世代を代表して、日本の若者たちがみな幸福な結婚をして、元気な子供がたくさん生まれるよう、祈らせてもらった。
 
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