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名称 二本木稲荷のケヤキ (にほんぎいなりのけやき) 名称の典拠 なし 樹種 ケヤキ 樹高 30m(注1) 目通り幹囲 5.3m(注1) 推定樹齢 不明 所在地の地名 福島県会津若松市神指町南四合(こざしまちみなみしごう)字幕内 〃 3次メッシュコード 5639−17−82 〃 緯度・経度 北緯37度29分23.9秒 東経139度54分02.9秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2007年10月6日 阿賀川(大川)右岸、幕内(まくのうち)集落内の南寄りに小さな稲荷神社がある。 境内の案内板によれば、源頼朝の奥州征伐に際して勲功があった佐原十郎義連は、その恩賞として会津を与えられた。当地に赴いた義連は、ここに油幕を張って仮の城郭としたところから、幕内(まくのうち)の地名がついた。その際、稲荷社の神木であった、幹囲7尋(約10〜13m)もある2本の大ケヤキの枝を伐って油幕の幕串にする細柱としたという。 思うに「二本木稲荷」の名は、その2本の大ケヤキに因むのであろうか。 のちの蘆名氏の祖にあたる佐原義連は、正しくは会津に下らず、鎌倉に在住していたというのが史実のようだから、どこまでが真実なのかは測りかねるが、この伝承には、ここに住む人々の誇りが感じられるように思った。 現在のケヤキは、伝説の大ケヤキに比べ、まだ半分ほど。伝説のケヤキの域に達するまでには、まだかなりの時間がかかりそうだ。 |
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