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↑ 品種名「祝」 ↑↓ 品種名「紅絞」 |
名称 日本最古のリンゴの木 (にほんさいこのりんごのき) 名称の典拠 「青森県里山の巨樹・古木マップ」(注1) 樹種 リンゴ 樹高 6m(注2) 目通り幹囲 2.5m(注2) 推定樹齢 131年(2009年現在) 所在地の地名 青森県つがる市柏桑野木田字千年(注3) 〃 3次メッシュコード 6140−13−33 〃 緯度・経度 北緯40度46分59秒 東経140度24分51秒 青森県指定天然記念物(1960年11月11日指定) 撮影年月日 2009年8月22日 注1)青森県農林水産部林政課が刊行 注2)「青森県里山の巨樹・古木マップ」による(これらは、「祝」種の個体データと思われる) 注3)2005年2月11日、西津軽郡内の1町4村が合併して「つがる市」誕生。旧行政区は西津軽郡柏村 いま私たちが食べるリンゴは、「ふじ」「つがる」など日本名が付けられているが、いわゆる西洋リンゴである。それら大きな果実をつける西洋リンゴの、日本最古の木がつがる市にある。 西洋リンゴが初めて日本で実をならせたのは北海道余市町。開拓使がアメリカから苗木を運んで植えたのが始まりらしい。青森県には北海道経由で入ってきた。 品種改良が盛んに行われるため、リンゴ園内の古い品種の木は、人気のある新品種に交代を余儀なくされる。ある意味、それが営業努力というものなのだろう。 しかし、ここでは明治11年(1878)に古坂乙吉さんが譲り受けたリンゴを、今も子孫の方が守っておられる。 私が訪ねた2009年現在で、植えられてから131年を経ていることになる。営々と木を守ってこられた方々に拍手を送りたい。 現在まで残っているのは、赤い実をつける「紅絞」が2本と、緑色の「祝」が1本の計3本。今もたくさん実をつけるが、木を弱らせないよう、数を制限しているという。それでも3本併せて60箱ほどの収穫があるらしい。 収穫したリンゴは、長寿にあやかってもらおうと、市内の老人福祉施設に毎年寄贈されている。また、一部は販売もされているようである(「陸奥新報」のニュ−スを参考)。 |
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