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名称 仁平殿のカツラ (にへいどのかつら) 名称の典拠 nosai岩手中部「ふれあい通信2007年11月号」 樹種 カツラ 樹高 26m(注1) 樹周 8.5m(注1) 推定樹齢 500年(注1) 所在地の地名 岩手県北上市下江釣子(川内家) 〃 3次メッシュコード 5841−70−44 〃 緯度・経度 北緯39度17分40.6秒 東経141度03分09.9秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2008年8月6日 「nosai」は農業共済の略である。上記「ふれあい通信」(組合員でなくとも、PDFファイルで入手可)で、偶然このカツラのことを知り、岩手県の探訪計画に加えることにした。 和賀川左岸、和賀新橋の北詰め近くにカツラが立っている。 根元には「桂の泉」が涌いている。小さな4つの石組枠が縦に連なっていて、それぞれの枠内がみな水源である。従って、上の水槽から下の水槽に向かうごとに流れる水量が増えているのが、はっきりわかる。 カツラは2002年11月14日、北上市保存樹木第90号に指定され、泉の方も2002年12月27日、保存すべき「泉第6号」に指定された。 標記データほどの太さはないように思えるが、良い環境に立つ、元気なカツラである。 よく見ると、イロハモミジを抱き込んでいるようだ。カツラの黄色とモミジの赤と。紅葉の季節に見てみたいものだ。 カツラの手前は1車線幅の舗装道路になっている。しかしこの道は、自動車のためというより、むしろ散歩やジョギングを楽しむ人のための道のように思う。 その道に沿って、用水が続く。盛夏にもかかわらず、用水には、豊富な水が音を立てて流れている。ちょっとした「せせらぎ公園」だ。透明な流れに誘われて、手を入れてみた。冷たい。 カツラならずとも、こんな清流の近くで暮らせたら、どんなにいいことだろうか。 ところで、カツラの名だが、仁平殿(にへいど)は、カツラと清水を所有する家の屋号ということである。 |
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