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画像:贄川のトチ

画像:贄川のトチ(幹と並ぶ)
名称 贄川のトチ (にえかわのとち)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 トチノキ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 8.9m(注2)
推定樹齢 1000年(注3)
所在地の地名 長野県塩尻市贄川荻ノ上(注4)
 
〃 3次メッシュコード 5437−06−08
 
〃 緯度・経度 北緯36度00分25.9秒
           東経137度51分17.5秒
長野県指定天然記念物(1968年7月3日指定)
撮影年月日 2002年7月28日(左写真)
        2014年3月16日(少し大きめの画像)

注1)楢川村教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)現地の案内板による
注4)2005年4月1日、塩尻市に合併。旧行政区は木曽郡楢川村





 国道19号沿い、JR贄川駅から1kmほど名古屋よりの山裾に立つ。山側の路傍に気を付けて走れば、案内板が出ているので、見落とすことはない。ただし、駐車場がないので注意(※1)。
 よく見えるように、との配慮だろうか。手前の木々が切り払われている。
 元文4年(1740)の書物に、既に大木として記述されているという。数百年の長い歴史を刻み込んだ幹肌が逞しい。裏側には大きな瘤もある。
 案内板によれば、荻上袈裟彦さんという方の私有物である。今まで切らずに、お世話をして下さったことに感謝したい。
 環境庁調査によると、この木は地元で「ウエジン様」と呼ばれているらしい。根元には小さな祠がある。
 山梨県須玉町では、家々に小さな石祠があり、人々は「イエジン(家神?)様」と称して、大切にしているという話を聞いた。「ウエジン様」とは「イエジン様」のことではあるまいか。祠の横に立つこの大トチは、荻上家の守り神ということなのだろう。

※1 その後、国道脇(トチノキより少し名古屋寄り)に広い駐車スペースができた。
 
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