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名称 根反の大珪化木 (ねそりのだいけいかぼく) 名称の典拠 天然記念物指定名称 樹種 セコイア 樹高 − 目通り幹囲 7m(注1) 推定樹齢 − 所在地の地名 岩手県二戸郡一戸町根反字川向 〃 3次メッシュコード 6041−22−27 〃 緯度・経度 北緯40度11分24.6秒 東経141度20分08.1秒 国指定特別天然記念物(1952年3月29日指定) 撮影年月日 2017年5月11日 はるか昔、今からおよそ1700万年前(案内板による)の巨木を紹介しよう。地球上にヒトの祖先が登場するより古い時代であるから、当然「人里の巨木」ではなかったわけだが、いわば天然記念物のなかの国宝とも言うべき特別指定を受けていることに免じてお許しいただきたい。 珪化木とは、「地中に埋没した木の枝や幹、根などの木質が、珪酸分の多い地下水の作用で長い間に酸化珪素で置換されたもの」(講談社「日本の天然記念物」による)。一種の化石である。 個体としては全国で4件の珪化木が日本国から天然記念物指定を受けているが、立ったまま残っているのは根反の大珪化木のみ。特別指定もこれのみである。 講談社「日本の天然記念物」によれば、樹種はセコイアメスギらしい。学名は Sequoia sempervirens。センペルセコイアと呼ばれることもある。北米に現存し、世界一樹高が高くなる木としても有名である。新生代第三紀の頃には、日本にも生えていたのだ。 大珪化木が立つのは根反川の川岸。根元が崩れてしまわぬよう、頑丈なコンクリートの護岸で守られている。 馬淵川(まべちがわ)沿いに走る国道4号を南下する際、御所野縄文博物館の案内表示の少し先に、大珪化木への案内表示が出ている。 |
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