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裂けた大枝 |
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名称 縄ヶ池姫社のスギ
(なわがいけひめしゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 5.6m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 富山県南砺市北野蓑谷入会(注2)
〃 3次メッシュコード 5436−57−74
〃 緯度・経度 北緯36度28分45.8秒
東経136度55分55.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2006年6月24日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)2004年11月1日、2つの郡にまたがる8町村が合併して南砺市誕生。旧行政区は東礪波郡城端町
縄ヶ池は城端市街地の南東4.5km。緑に包まれた高原の池だ。流入する川はなく、湧水を水源とする美しい池である。
その北西端、池のほとりにこのスギが立っている。駐車場からは、西岸に沿って細い遊歩道が続いている。
詳細は知らないが、案内板によれば、この池の主たる竜神は「縄ヶ池御女郎はん」と呼ばれていたらしい。根元近くの小さな石祠が、その「縄ヶ池姫」を祀っているようだ。
スギは、ウラスギの仲間で、御女郎はん・姫さまの優美な名に似つかわしからぬ荒々しい姿である。
横に低く伸びた1本の枝が大きく裂けている。この冬の豪雪の被害だろうか。
逞しく生き続けるためには、無骨だろうが何だろうが、力強くあらねばならないのだと、語っているように思われた。 |
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